抜歯の基準について
抜歯の基準について
10年前の“保存不可能な歯”と現在の“保存不可能な歯”では意味合いが全く違っています。
マイクロスコープを使えるようになるまで（多くの時間を費やしました）、私自身も抜歯の基準は一般的な抜歯基準でしかありませんでした。そして多くの歯に“抜歯宣告“を行いました。
しかし、マイクロスコープを導入し、勉強／研究／経験することにより、過去には“抜歯しかない”と思われた歯でも、十分に保存できるようになりました。
その“抜歯宣告された歯”を一度、拝見させていただけないでしょうか？まだ保存可能かもしれません。
私たちの現在の抜歯基準は“歯根の破折”です。歯の根の部分にヒビが入っている場合は残念ですが、抜歯するしかありません。この診断もマイクロスコープがなければできないことが本当に多いのです。
インプラントが存在する現在ですが、ご自身の歯の尊さを、歯科医師、患者さん共に考えてみませんか？
なかまる歯科クリニック
中丸吾郎
