「歯が痛いな」と思ったけれど、しばらく我慢したら治まってきたので、そのままにしている…… などということはありませんか？ 虫歯は、放っておいては決して治りません。放置することで、後から大変なことになる場合もあります。
- 再び痛み始めると、その痛みは耐えがたいほどになるかもしれません。
- 軽度の虫歯のときよりも難しい治療が必要になり、当然費用もかさむことになります。また、通院の回数も増えてしまいます。
- 虫歯が神経に達すると、治療のときに大変な痛みを我慢しなければならないかもしれません。
- 重症の虫歯は、歯だけではなく全身の健康を損ねる場合があります。
マイクロスコープを使用して虫歯を治療します
マイクロスコープを使用することで、肉眼では確認できない微細な虫歯を発見し、早期に治療することが可能になります。また微妙な詰め物の調整や補綴（ほてつ）物の適合などを、より確実にすることができます。
歯がしみる場合は知覚過敏の可能性があります
一口に「歯が痛い」と訴える患者さんの中でも、よくお話を伺うと虫歯の痛みではなく、「歯がしみる」という状態です。
冷たいものや甘いもので歯がしみるなら、それは虫歯ではなく知覚過敏かもしれません。虫歯のように菌が引き起こしているのではなく、歯ぎしりや食いしばり、強すぎるブラッシングなどによって、歯の表面のエナメル質が薄くなってしまい、食べものや飲みものの刺激が神経に伝わりやすくなっているのです。
知覚過敏の治療では、まずは原因となっている生活習慣を改善することが大切ですが、すぐに痛みを和らげたい患者さんには、歯の表面にコーティング剤を塗布して神経への刺激を抑えます。
歯の大切な役割
一生涯、毎日働いてくれる歯。しかし案外その役割は知られていないようです。
食べ物を噛み、味わう
言うまでもなく、歯がなければ食べ物を噛み砕くことができません。また、歯ごたえを感じる知覚はとても高度なもので、異物を体内に入れる前に分別したり、食べ物の固さ軟らかさ、温度などを微妙に感じ取って、味覚を助けたりしています。
話し、笑う
歯がきちんと生えそろっていることで、正しい発音で話せます。また歯が健康で美しいと笑顔に自信が持てるようになります。
全身を健康に保つ
歯の噛み合わせを適正にすることで、全身のバランスや脳の働きにも良い影響があると言われています。また左右の歯が揃っていないと、顔の左右の印象が違ってしまうこともあります。
このように大切な歯ですが、痛みがないときはそのありがたみを忘れ、ケアを怠ってしまいます。毎日のブラッシングなどでお手入れをしていても、自己流のケアには限界があるのも事実。大切な歯を一生健康に保つために、定期的に検診を受けることをおすすめいたします。
予防は歯科衛生士にお任せください
定期検診では、主に口腔内のクリーニングを行います。歯科衛生士が歯の状態をチェックし、普段のブラッシングで磨き残した箇所や、虫歯になりやすい箇所をいち早く発見。早期治療につなげます。まだ痛み始めていない虫歯を早く治療することで、治療の負担軽減にもなります。
予防メニュー紹介
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定期検診お口の中をよく確認して、虫歯や歯周病などの病気があるかどうか調べ、もし発見されれば治療につなげます。 |
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ブラッシングの指導歯ブラシの選び方、磨きにくい箇所の磨き方などは、患者さんそれぞれによって異なります。歯科衛生士が患者さんのお口に合ったケアをご指導いたします。 |
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フッ素塗布歯を強くするフッ素を表面に塗ることで、初期の虫歯が治るケースもあります。（小児の場合） |
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PMTC虫歯の大きな原因は歯の汚れです。PMTCでは、歯科衛生士が専用の器具を使い、徹底してお口の中をクリーニングします。虫歯予防になるだけではなく、お口がすっきりして、口臭の予防にもなります。 |
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噛み合わせのチェック長い年月をかけて形成された噛み合わせには、ご本人には気付かない問題があることがあります。定期検診でチェックし、必要があれば治療のご相談をさせていただきます。 |
