自由診療は、保険診療とは全く違うクオリティー・コンセプトです

「自由診療」「自費診療」「保険診療」の違いについて

自由診療?

よく、患者さんから、
「自由診療では、保険診療の10割負担なのですか?」
という質問を受けます。
答えはNOです。自由診療では、治療の計画、内容、クオリティーが全く違ってきます。

保険診療には、次のような問題があると考えます。

  • 1.今、悪い部位だけの治療しかできない
  • 2.自動的に対症療法的な治療になる(他の部分に悪くなった原因があるのに、
    悪くなった部分だけの治療しかできない/原因の除去ができない)
  • 3.1. 2.の理由で理想的な治療計画を立てられない
  • 4.治療計画を立てられなければ、整合性のとれた口腔の状態は作れない
  • 5.整合性のとれた口腔内の状態が作れなければ同じ問題を何度も繰り返してしまい、結果的に歯を失ってしまう

これらが保険診療の最大の問題です。他にも、次のような問題があります。

  • 6.時間を多くかけられない(スピードが何より大切になってしまう)
  • 7.予防に保険が適応されない
  • 8.口腔の安定(特にかみ合わせ)に絶対的に必要な、
    インプラント/矯正/セラミックに保険が適応されない(材質/治療法の制限)

それでは、保険の良い所をピックアップしてみましょう。

  • 1.とりあえずの痛みは解消することが出来る
  • 2.とりあえずの治療は出来る
  • 3.安価

保険診療は、昭和の時代、虫歯が氾濫している時代には、以上の点で世の中に大きく貢献していました。しかし、残念ながら現在の科学やニーズとマッチしていません。
平成の時代になり、平均寿命も大きく延長しました。自分の歯で食べることなど、口腔に関係するすべてのことに苦労することなく、長い人生を送れることは本当に幸せだと思います。私もそのような歯科医療を目指しております。ですから敢えて自由診療が必要なのです。

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